こんにちは。
「WEBマーケティングを行う!」となると「Google広告」や「SNS運用代行」などのお金がかかる施策を想起するクリニックは多いです。ですが、実際は0円でできるWEB施策の方が重要だったりします。そして、それらはクリニック側で内製化して行うのがおすすめです。
今回は、まずは押さえておくべきおすすめ施策3選を解説します。
1. Instagramの活用
Instagramは若年層を中心に幅広い年代に利用されるSNSで、美容に関心の高い20代では約78.6%もの人が利用しています。視覚的な情報発信に優れ、施術例や院内の雰囲気を伝えるのに最適です。
また、投稿だけでなくDM(ダイレクトメッセージ)機能も重要です。今や若年層の間ではLINE以上にInstagramが日常的なコミュニケーション手段になっています。
Instagramの具体的な活用方法
- ① 周辺地域の投稿にいいねする
地域の患者層をターゲットに、例えば「立川」にあるクリニックなら、立川やその沿線エリアでの投稿にいいねを押してアプローチ。観光地の投稿ではなく、地元感ある投稿を狙いましょう。観光場所にいる人は観光客であり、患者ではないからです! - ② フォローしてくれたらDMでお礼を伝える
Instagramのアルゴリズムはアカウント間の関係性を重視しています。フォローしてくれた方にはDMで丁寧にお礼を伝え、会話が続けばエンゲージメントが上がり、おすすめ欄にも出やすくなります。実際、弊社のアカウントでもDMを始めてからアカウントのインプレッション数は伸びました。 - ③ ストーリーで反応をくれる人と仲良くする
ストーリーへの反応は“ファンの証拠”。リアクションをくれる人には、こちらからもコメントやいいねで関係を深めましょう。
工夫ポイント
- フィード投稿は最低12投稿以上で世界観をつくる
- 毎日2〜3回のストーリー投稿がおすすめ
- プロフィール欄やハイライトの設計も来院率に影響
→「初見の人がどう感じるか」を常に意識しましょう。よくあるミスが「クリニック側の知識で語ってしまうこと」です。あなたが思う以上に患者は無知です。当たり前だと思うことからしっかりと伝えてあげる心が大事です。
2. ホームページを定期更新して信頼感とSEO効果アップ
ホームページは患者さんが最初にアクセスする情報の窓口。放置されたサイトは不安を与えてしまいます。
具体的な更新内容
- ① 既存患者さんに伝えたいことを記事にする
記事テーマに悩む人が多いですが、「施術後の注意点」や「セルフケアのポイント」など、既存患者が喜ぶ内容をシンプルに投稿するのがおすすめです。日々、院内で患者からよく出る質問を蓄積して、回答としてバンバン記事化しましょう。 - ② 新メニューや営業時間はすぐ更新
Googleの評価項目にもある「更新性」は信頼の証。メニュー追加や営業日の変更は即反映しましょう。 - ③ 地域イベントへの参加なども発信
イベント参加や外部連携の話も積極的に記事に。滞在時間を意識したコンテンツ設計が理想です。ページを離れてくてもつい読んでしまう… そんな魅力的で吸い込まれるようなホームページ設計にしましょう!
3. MEO対策で地域の新規患者にアプローチ
MEO(Map Engine Optimization)とは、Googleマップなどで自院を上位表示させるための施策です。来院圏内の住民に選ばれるために、マップ上での露出を増やすことは重要です。
MEOでやるべき3つの基本
- ① NAP情報を正確に揃える
「Name(名称)」「Address(住所)」「Phone(電話番号)」を全媒体で統一。基本中の基本ですが、意外とできていないクリニックが多いです。下記記事でも紹介したので、気になる方は一読ください。

- ② 口コミに丁寧に返信する
良い口コミも悪い口コミも誠実な対応が信頼を生みます。口コミをお願いする行為自体は問題ありませんが、プレゼントなどの見返りはNG(ガイドライン違反)なので注意!WEBマーケティングの大原則は「国のルールに従うこと」です。ここではGoogle国の規則に違反しないようにしましょう。 - ③ 競合のMEO施策を定期チェック
同じエリアの競合クリニックがどんなキーワードで上位に出ているか、定期的に調査することで改善ポイントが見えてきます。スマホでいろんなキーワードを検索してみて、どんなクリニックの顔ぶれになるかをみましょう。
工夫ポイント
口コミをもらう一番のコツは、「お願いすること」です。シンプルです。
ですが、このシンプルな声がけをやり切れているクリニックは少ない!
スタッフから一言添えて声がけするだけで口コミ数は大きく変わります。
まとめ
少人数体制のクリニックでも、無料または低コストで始められる集患施策はたくさんあります。
大切なのは「継続」と「仕組み化」。InstagramなどのSNSはコツコツ情報を蓄積してファンを育て、ホームページ更新で信頼性とSEO効果を高め、MEO対策で地域に選ばれる存在を目指しましょう。
外注すると、月に数十万円〜かかり、さらにノウハウはクリニックにはたまりません。また情報の更新性も外注よりもは内製化したほうが確実に早いのです。
どれもすぐに始められる施策ばかりですので、まずはできることから一つずつ取り組んでみてください。
継続的な発信と患者目線の対応が、やがて大きな成果となって現れるはずです。
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